岐阜・下呂市の「巌立(がんだて)」と「ひめしゃがの湯」に行ってきました。
まず巌立は、まさに自然の巨大モニュメント。御嶽山の大噴火によって生まれた溶岩の絶壁は、写真では伝わりきらない圧倒的な存在感。大地のエネルギーを肌で感じられる場所です。

そして、今回のメイン「ひめしゃがの湯」。
2024年にリニューアルされていて、内装はとてもきれい。木のぬくもりを感じる落ち着いた空間に生まれ変わっていて、昔ながらの温泉ファンも初めての人も、ゆったりと過ごせる雰囲気でした。

ここの魅力はなんといっても、全国でも珍しい炭酸鉄泉。源泉温度は約24℃で、この源泉が露天と内湯にそれぞれ用意されています。加温された36℃前後の炭酸泉との交互浴が楽しめて、いわば“温泉版の整う体験”が味わえるんです。
ぬるめの湯にじっくり浸かったあと、キリッと冷たい源泉に入ると、手足の先がピリピリと反応して「ああ、今、体の隅々まで血が通ってるなあ…」という感覚に包まれます。これがたまらない。
普段、デスクワークで肩や腕ばかりが疲れている人にとって、この「全身でちゃんと疲れた」感覚はご褒美のようなもの。湯上がりの心地よい脱力感とともに、体のバランスが整っていくのを実感できました。

実はこのひめしゃがの湯、**温泉好きの間では“知る人ぞ知る名湯”**としてかなりの人気スポット。
駐車場も浴場もわりと広めなのですが、タイミングが悪いと入れないほどの混み具合になることも。
私が訪れた日も、オープンと同時に入ったのに、あれよあれよという間に10人以上が入浴しに来て、県外ナンバーの車も多数。
静かな山間にあるのに、こんなに人が集まるってすごい。まさに“本物”の証拠ですね。

ちなみに現在、**電気代の高騰の影響で「土日祝のみ営業」**となっています。訪問の際は、営業日を事前にチェックしてから行くのが吉!
自然のパワーと温泉の癒し、両方を一度に味わえるこの場所。
疲れをリセットしたいすべての人に、こっそりおすすめしたい下呂の名湯です。
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