- いつの憲法を記念してるの?
現在の「日本国憲法」が施行された 1947年(昭和22年)5月3日 を記念して定められました。
日本国憲法は戦後の民主主義国家としての出発点を示す憲法であり、この日を国民の祝日とすることが決まったのです。 - 憲法記念日が祝日になった理由
日本国憲法は「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を柱としており、戦前の体制から大きく変化しました。
その意義を国民全体で考えるため、1948年(昭和23年)の祝日法制定で正式に祝日化されました。 - 日本国憲法のユニークさ
- 世界で初めて「戦争放棄」を明記(第9条)
- 国の最高法規として、政府すら縛る憲法
- 施行以来、一度も改正されていない(2025年現在)
→ 実は世界的に見ても「改正されていない憲法」としては異例の長寿です。
- 実は候補日は他にもあった
憲法が公布された日(1946年11月3日=明治天皇の誕生日)を祝日にする案もありました。
結果的に11月3日は「文化の日」として定められ、5月3日が「憲法記念日」となりました。 - ゴールデンウィークの一角
5月3日の憲法記念日を中心に、5月4日(みどりの日)、5月5日(こどもの日)と続き、国民の大型連休「ゴールデンウィーク」を形作っています。 - 世界の憲法記念日
・ノルウェー:5月17日「憲法記念日」
・韓国:7月17日「制憲節」
・アメリカ:憲法制定日は9月17日(祝日ではない)
多くの国が憲法の制定日や独立記念日を祝っています。
憲法記念日は、
📜 新しい日本のスタートを記念する日
🕊️ 平和や人権を考える日
🎌 ゴールデンウィークの真ん中の祝日
という、政治・文化・生活に深く結びついた日なんですね。
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