- 一番新しい祝日(2016年〜)
「山の日」ができたのは 2016年(平成28年)。
日本の祝日の中で一番新しく、比較的最近制定された祝日です。 - 日付は8月11日
・お盆休みとつなげやすい
・「8」と「11」が山の形に見える(🗻のイメージ)
という理由で8月11日に決まりました。
(当初は「お盆に合わせて8月12日案」もありましたが、日航機墜落事故の日と重なるため避けられました。) - 祝日の趣旨
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」
日本は国土の約7割が山地で、古来より山は信仰・農業用水・木材資源など生活に欠かせない存在でした。その自然と文化を見直す日なんです。 - 制定の背景
・海の日があるのに「山の日がないのはおかしい」という声
・日本山岳会など登山団体の強い要望
・観光業界も「夏の大型連休を作りたい」と後押し
これらが合わさって制定されました。 - 山の日に行われること
・各地で登山イベントやトレッキングツアー
・山岳信仰にまつわる神社での式典
・自然保護や森林環境を考える講演会
山岳県(長野・岐阜・山梨など)では特に盛り上がります。 - 世界の「山の日」
国際的には 12月11日「国際山岳デー」 があり、FAO(国連食糧農業機関)が定めています。
ただ、国の祝日として「山の日」があるのは日本独自です。 - 豆知識
「山の日」は「国民の祝日に関する法律」で、唯一「関係者の要望によってできた祝日」とも言われます。つまり、国民の声が形になった祝日なんです。
つまり山の日は、
⛰️ 海の日に対抗してできた山の祝日
🌲 自然と生活の結びつきを考える日
🏞️ 夏の大型連休を作った観光業界の功績でもある
そんなユニークな背景を持つ祝日です。
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