🎐古川祭を彩る先陣「神楽台(かぐらたい)」~向町組の誇り~

飛騨古川

岐阜県飛騨市古川町で毎年4月19日・20日に開催される「古川祭」。
その華やかな屋台行列の中でも、ひときわ注目を集めるのが――向町組が誇る【神楽台(かぐらたい)】です。


🏮神楽台の由来

神楽台の歴史は古く、始まりは1840年。
もともと二之町中組から譲り受けた屋台を「黄鶴台」と名付け、のちに「朱雀台」へと改名。さらに1883年には高山・一本杉白山社から現在の「神楽台」を譲り受け、現在の形に整備されました。

屋台に乗る獅子舞や神楽囃子の奉仕体制が整ったのもこの時期。
それ以降、祭のたびに地域の誇りとして受け継がれてきました。


🏺構造の魅力

神楽台は四輪の御所車構造で、外側には迫力のある大車輪、後部には内輪も含めた計4輪。
屋台中央には豪華な金色の大太鼓が吊るされ、さらにその上には金の鳳凰が羽ばたき、左右に神旗が掲げられています。

屋台の上には、烏帽子・直垂(ひたたれ)姿の5人衆が乗り込み、神楽囃子を演奏。
勇壮な獅子舞を披露するのも、古川祭の中では神楽台だけという特別な存在です。


🦁祭りでの役割と迫力

神楽台は、屋台行列の先頭を務める格式高い屋台。
4月19日の宵祭り、20日の本楽祭と、両日にわたって華やかに町を巡行します。

また、早朝から行われる「起し太鼓」では、南方(朱雀)を象徴する向町組が、勇ましく神楽台を先導。
獅子舞や太鼓の響きが町中に鳴り響く光景は、まさに古川祭のハイライトです。


📸町の誇りを目に焼きつけて

神楽台は、その荘厳な姿と迫力ある演舞で、訪れる人々の心をつかみます。
太鼓の音に合わせて動く獅子、煌びやかな装飾、そして誇り高く屋台を曳く町民たちの姿――。

古川祭を訪れるなら、ぜひ先頭を行く「神楽台」に注目してみてください。
向町組の魂が、きっとあなたにも伝わってくるはずです。


📍アクセスメモ
古川祭は毎年4月19・20日に開催。神楽台は市内中心部を巡行します。
夜の提灯に照らされる神楽台も、昼間とはまた違う美しさですよ。


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