こんにちは！！またまた神社紹介していきます！！
岐阜県・飛騨古川。のどかな町並みに、静かにたたずむ神社があります。
その名は「気多若宮神社（けたわかみやじんじゃ）」。地元では親しみを込めて「杉本さま」とも呼ばれているそうです。
🛤 アクセスから始まる小さな旅
高山本線の「飛騨古川駅」から徒歩約15分。のんびりとした町並みを抜け、やや坂を登ると、立派な鳥居が見えてきます。
神社は少し高台にあり、石段を登るとまるで町を見下ろすように境内が開けていて、どこか心がすーっと軽くなるような場所でした。
途中、古い町並みや水路沿いの鯉に癒されながら歩く時間もまた、この神社詣での一部なんだと思わせてくれます。
⛩ 歴史とご利益に触れる境内
この神社の主祭神は、「大国主神（おおくにぬしのかみ）」。
国造りや縁結び、商売繁盛、病気平癒など、さまざまなご利益があるとされる、非常に親しみ深い神様です。
出雲大社の御祭神としても知られていて、日本神話でも重要な存在ですね。
気多若宮神社では、特に「良縁成就」や「家庭円満」、「地域の安泰」を願う人々の信仰を集めています。
古くは能登の気多大社から分霊されたとされ、平安時代にはすでにその名が記録に残っていた歴史ある神社です。
境内には御神木のクヌギが立ち、静かな時間が流れています。
派手さはなくとも、細部まで整えられた社殿からは、地元の方々がこの神社を大切に守ってきたことが伝わってきました。
🎉 祭りと神事のにぎわい
毎年4月19日・20日に行われる「古川祭」は、まさにこの神社の例大祭。
「起し太鼓」の音が夜の町に響き、男たちが太鼓台を担ぎ練り歩く姿はまさに圧巻。
タイミングが合えば、ぜひこの祭りの時期に訪れることをおすすめします。ユネスコ無形文化遺産にも登録されているそうですよ。
🎥 聖地巡礼の楽しみも
映画『君の名は。』のファンであれば、見覚えのある風景があるかもしれません。
鳥居や石段、神社から見える古川の町並み。あの作品の空気感を求めてやって来る人も多いそうです。
実際に立ってみると、作品に込められた“見えない力”や“時の流れ”というテーマがより身近に感じられる、不思議な感覚がありました。
📝 まとめ：静かに向き合える、心の寄り道スポット
気多若宮神社は、観光地というより“暮らしの中にある祈りの場所”。
でも、そこには確かな力と、癒しがあります。
飛騨の旅にふと立ち寄るだけでも良し。
季節を選んで、祭りに合わせて訪ねても良し。
静けさと歴史、そして空と町を眺める時間を味わえる、そんな素敵な神社でした。
コメント